マネータイプ

「1円単位で割り勘」「記念日なのに、コンビニのケーキ」
好きな人のはずなのに、お金のことになると、なぜか気持ちが冷えていく。そんな「彼氏がケチで疲れる」という悩みは、珍しいものではありません。
ただ、ケチに見える行動の中には、ただの節約だったり、本人なりの理由があったりすることも。ここを見分けずに責めてしまうと、話がこじれます。
この記事では、ケチと節約家の見分け方と、責めずにモヤモヤを伝える言い方、そして無理のない付き合い方の工夫をまとめました。

疲れる場面を思い出してみると、多くは次のどれかに当てはまります。
つまり、疲れの正体は「お金を使わないこと」ではなく、「大事にされていない気がすること」です。
金額の問題なら、収入が増えれば解決しやすいです。でも「大事にされていない感覚」は、お金の使い方をふたりで決め直さない限り、変わりにくいものです。
同じ「お金を使わない」でも、ケチと節約家は中身が違います。見分けるポイントは4つです。
| ケチ | 節約家 |
|---|---|
| 自分にも他人にも使わない | 大事なところには使う |
| 減ることそのものが嫌 | 何のために貯めるかがある |
| 相手の気持ちより損得が先 | 相手の気持ちを理解してすり合わせる |
| 「もったいない」「お金ない」が口癖 | 「今月は◯◯があるから」と理由が具体的 |
いちばん分かりやすいのは、「大事なところに使えるか」です。普段は質素でも、あなたの誕生日や、ふたりの旅行にはきちんと使う。それなら、節約家寄りと考えていいでしょう。
逆に、どこにも使わない・使う理由を説明しないなら、「節約」とは少し違うのかもしれません。
収入があるのに使えない場合、多くは「お金がない」のではなく、「減ることが怖い」という気持ちが先に立っています。
どれも、あなたを軽んじているわけではありません。ただし、心理を理解することと、我慢し続けることは別です。次のチェックで、どのくらい気になっているかを整理してみてください。
0〜2個なら、節約家の範囲。伝え方を変えるだけで解決しやすいです。3〜4個は、お金の使い方をふたりで決め直す時期。5個以上なら、後半の「それでも変わらないときは」も読んでみてください。
※ 上記はあくまで目安です。

「ケチだよね」と言った瞬間、相手は自分の性格を否定されたと感じます。伝えたいのは性格の指摘ではなく、こうしてほしいという具体的な提案です。場面別にまとめました。
細かさを責めるのではなく、計算しなくて済む仕組みを提案してください。交互に出す、共通の財布を作るなど、ルールがあると、節約思考な人ほど安心します。
欲しいのは金額ではなく気持ちだと、はっきり伝えてください。お金以外の方法があると分かると、相手も動きやすくなります。
人前で指摘すると、相手も引けなくなります。ふたりのときに、場面を分けたルールとして提案すると、角が立ちません。

伝え方を変えても、毎回の気遣いが残ると疲れは続きます。気遣いそのものをなくす仕組みを、3つ紹介します。
「今日はどっちが出す?」を毎回考えるから疲れます。交互に出す/共通の財布に毎月同じ額を入れる/収入比で分けるなど、ひとつ決めてしまえば、割り勘の細かさは気にならなくなります。
公園でコーヒー、家で一緒に料理、無料の展示やイベント。「お金を使わなくても楽しい」をふたりで持っておくと、相手も肩の力が抜けます。
全部を我慢するのではなく、記念日・旅行・お互いの誕生日など、「ここはケチらない」をあらかじめ決めておきます。使う場面が決まっていると、節約思考な人ほど安心してお金を使えるようになります。
お互いのお金の考え方を知るところから始めたい場合は、マネータイプ診断のように、ゲーム感覚で価値観を知れるものを会話の入口にする手もあります。
伝え方も仕組みも試したのに変わらないなら、次の3つで一度整理してみてください。
3つとも当てはまるなら、「いつまでに、何が変わっていたら関係を続けるか」を自分の中で決めておくと、ずるずると悩み続けずに済みます。
優しさとお金は別の話なので、「優しいから我慢する」も「ケチだから別れる」も、どちらも早い判断です。
まずは、ケチ度チェックでいちばん気になる項目をひとつ選び、責めない言い方で伝えてみてください。そこで話し合えるかどうかが、判断の軸になります。
年上だから多く出すべき、という決まりはありません。ただ、年上ゆえに指摘しづらいのは自然なことです。
その場合も、性格ではなく仕組みの話にしてください。「デート代は交互にしよう」のように、年齢に関係なく対等なルールを提案すると、お互いに気を遣わずに済みます。
結婚後は、生活費・貯金・子どもの費用など、お金の話し合いが増えます。お金の使い方そのものより、その話し合いが出来る相手かのほうが、結婚後の暮らしには影響します。
結婚を考えているなら、生活費の分け方や貯金の目標、毎月自由に使えるお金を、結婚前に一度話してみることをおすすめします。
『彼氏がケチで疲れる。「節約家」との見分け方と、モヤモヤを伝える言い方』
お金の使い方そのものより、毎回気を遣うことが疲れの原因です。まずは、いちばん気になっている場面をひとつ選んで、仕組みの提案として伝えるところから始めてみてください。
FUTARI NO OKANE KAIGI
ふたりのお金会議

お金会議ノート 1冊(全64ページ)
2027年 発売予定
カップル・夫婦の“お金のモヤモヤ”を整理するためのノートです。
これからも心地よい関係を続けていくために、ぜひ、ふたりで取り組んでみてください。