同棲・結婚前のお金

彼氏の貯金額、いくらあれば普通なんだろう。
先にお伝えすると、よく見かける平均額はあてになりません。一部の人が平均を大きく引き上げているからです。より実態に近い数値は、中央値とされています。
この記事では、年代別の平均と中央値、聞きにくいときの切り出し方、少なかったときの考え方をまとめました。

ひとり暮らし世帯を対象にした、J-FLEC(金融経済教育推進機構)の2025年調査です。
| 年代 | 平均 | 中央値 |
|---|---|---|
| 20代 | 255万円 | 37万円 |
| 30代 | 501万円 | 100万円 |
| 40代 | 859万円 | 100万円 |
| 50代 | 999万円 | 120万円 |
| 全年代 | 919万円 | 130万円 |
中央値は、金額順に並べたときのちょうど真ん中の人です。平均とこれだけ開くのは、一部の高額保有者が平均を押し上げているからです。
調査の対象はひとり暮らし世帯です。実家暮らしの人は含まれていないので、同年代のおおよその目安として見てください。
目を引くのは40代・50代です。中央値は100万〜120万円台で、30代からほとんど動きません。年齢が上がれば自然に貯まる、というものでもないようです。
平均255万円に対し、中央値は37万円。実感に近いのは後者です。
さらに、金融資産をまったく持っていない人が33.2%。3人に1人は、貯金がない状態です。
平均501万円、中央値は100万円。10年たっても、真ん中の人は100万円台です。
金融資産がない人の割合も32.3%で、20代とほとんど変わりません。
少なくありません。20代は6割近くが100万円未満(貯金なしを含む)、30代でも半数近くが同じです。
気にするなら、額そのものより増えているかどうか(貯蓄率)を見てください。
ちなみに300万円あると、20代では上位4分の1に入ります。十分に多い部類です。
リクルートの調査(2025年度)では、挙式と披露宴の両方を行った人の費用総額は平均298.6万円でした。
ただ、全額を貯金から出すわけではありません。ご祝儀があり、親から援助があった人は65.9%、その総額は平均140.6万円です。
自己負担は、総額からご祝儀と援助を引いた残りです。彼氏ひとりで300万円用意する話ではありません。
できます。式の規模を変える、時期をずらす、親に相談する。調整できる場所がいくつもあります。
見るべきは今の残高より、これから貯められる人かどうかです。収入と支出のバランス、お金の使い方の考え方のほうが長く効きます。

聞かれる側になると、どうしても審査されているような気分になります。
「私はいま〇万円くらいなんだけど」という風に、自分から伝えてあげることで、相手も答えやすくなります。
いきなり金額を聞くと、詮索になります。何のために知りたいのかを先に伝えてください。
「来年あたり一緒に住めたらいいね」から入ると、自然と貯金の話になりやすくなります。
相手の残高を問うのではなく、これから一緒にいくら貯めるかを決める形にします。
金額を言いたがらない人でも、目標の話なら乗ってくることがあります。
「結婚式に〇万円、新生活に〇万円」と置いてみると、今いくらあるかの話に自然に移ります。
まずは、原因を確認してみましょう。奨学金の返済中なのか、使いすぎなのか、収入が足りないのか。
返済があるなら、残額と完済時期だけ確認してください。完済まで何年かかるかが見えていれば、結婚の時期も決められます。
くわしくは彼氏に奨学金がある。結婚後の返済義務と、確かめたい3つのことで扱っています。
相手を責めてもどうしようもありません。「収入を増やす方法」「無駄な固定費を減らす方法」などを、ふたりで考えてみましょう。
金額の前に、お金の使い方の考え方がずれていないかも見ておきたいところです。マネータイプ診断で、お互いの価値観を確かめてみてください。

決まりはありません。ただ結婚や同棲が話に出たときが無難かもしれません。
金額を聞くのはいったん置いて、毎月いくら貯めているかに切り替えてみてください。残高より答えやすくなります。
問い詰めても確かめられません。結婚が近いなら、通帳を見せ合うより共通の口座を作るほうが現実的です。
『彼氏の貯金額はいくら?年代別の平均と中央値、上手な聞き方』
まずは、ふたりの貯金目標や目的を考えてみましょう。
※ 2026年10月時点の情報です。出典:金融経済教育推進機構(J-FLEC)「家計の金融行動に関する世論調査2025年」単身世帯調査・各種分類別データ/リクルート「結婚マーケット調査2025」。
FUTARI NO OKANE KAIGI
ふたりのお金会議

お金会議ノート 1冊(全64ページ)
2027年 発売予定
カップル・夫婦の“お金のモヤモヤ”を整理するためのノートです。
これからも心地よい関係を続けていくために、ぜひ、ふたりで取り組んでみてください。