マネータイプ

「奨学金の返済が残ってるって、いつ言えばいいんだろう」
「相手に奨学金があるって聞いたけど、これって借金?」
結婚を意識し始めると、急に気になり出すのが奨学金のこと。
借りている側は「引かれたらどうしよう」と言い出せず、聞かされた側は「結婚後に自分も返すことになるの?」と不安になる。どちらの立場でも、モヤモヤしやすいテーマです。
この記事では、奨学金の返済が結婚に影響するのか、借りている側の伝えるタイミングと伝え方、パートナー側の確認したいことをまとめました。

タメニーの「奨学金と結婚・婚活に関するアンケート調査」(2025年6月、婚活中の男女311人)では、奨学金を返済中の人でも「結婚対象になる」と答えた人は92.0%でした。対象にならないと答えた人は8.0%にとどまります。
同じ調査では、「正直に伝えてくれたら信頼出来る」と答えた人が62.4%。つまり、多くの人にとって奨学金は「あるかどうか」より、「正直に話してくれるかどうか」のほうが大事だということです。
そもそも、大学(昼間部)の学生の約半数が何らかの奨学金を受給しています。返済を抱えている人は、まったく珍しくありません。
※ 出典:タメニー「奨学金と結婚・婚活に関するアンケート調査」(2025年)/日本学生支援機構「令和6年度 学生生活調査」(大学昼間部の受給率51.1%、給付型・貸与型を含む)
貸与型の奨学金は、卒業後に返すお金なので、形としては借金です。ただ、リボ払いやカードローンとは、性質が大きく違います。
つまり、「借金がある」より「計画的に返している支出がある」に近いものです。心配すべきなのは奨学金の有無ではなく、返済が滞っていないか、本人が状況を把握しているか、の2点です。

先ほどの調査で、奨学金を伝えるべきタイミングとして多かったのは、「真剣交際の前」が29.9%、次いで「2〜3回目のデート」が25.4%でした。「伝える必要はない」は6.1%だけです。
目安は、「結婚を意識し始めたとき」より前。具体的には、次のようなタイミングが自然です。
逆に、プロポーズの直後や、両親への挨拶の直前は避けてください。大きな決断の直後に聞くと、相手は「今さら」と感じやすくなります。
同じお金でも、言葉で受け取られ方が変わります。「大学の学費のために借りた奨学金で、毎月◯円ずつ返している」と、目的と現状をセットで伝えてください。「借金がある」だけだと、相手は最悪のケースを想像します。
相手が知りたいのは、「いくら残っていて、毎月いくらで、いつ終わるのか」の3つです。この3つが言えると、相手は「ちゃんと把握している人だ」と安心します。あいまいに伝えるほど、不安は大きくなります。
相手がいちばん心配するのは、「自分も返すことになるのか」です。「自分で借りたものだから、自分で返すつもり」と先に伝えると、相手の構えが解けます。
※ お金の話をするときは、お互いが疲れているタイミングを避け、余裕のある休日などに話すと、落ち着いて聞いてもらいやすくなります。

「借金がある人と結婚して大丈夫?」と不安になるのは自然なことです。ただ、奨学金は9割の人が「結婚対象になる」と答えているとおり、それ自体で結婚を諦める理由にはなりにくいものです。確認したいのは、次の3つです。
聞き方は、責める形にならないように。「一緒に家計を考えたいから、返済の状況を教えてほしい」と伝えると、相手も話しやすくなります。
自分の親に反対されそうなときは、「奨学金で、毎月◯円ずつ◯年に完済予定」と具体的な数字で説明すると、「借金」という言葉の印象が変わります。あいまいに伝えるほど、親の不安は大きくなります。
毎月の返済額が収入に対して無理のない範囲であり、完済の見通しが立っていれば、結婚の障害にはなりにくいです。
調査では9割の人が「返済中でも結婚対象になる」と答えています。
残額・毎月の返済額・完済時期を事前に共有して、相手の心配をなるべく減らしましょう。
義務はありません。ただ、結婚後は家計がつながるので、「本人が返す」と決めても、実質的にはふたりの家計に影響します。
無理に肩代わりする必要はありませんが、返済の状況は共有しておき、完済をふたりの目標にすると前向きに進めやすくなります。
『奨学金の返済は結婚に影響する?借金との違いと、ふたりで決める返し方』
奨学金は、隠すほど重くなり、聞かずにいるほど不安になります。
まずは、残額と毎月の返済額をふたりで共有するところから始めてみましょう。
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