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「共働きなのに、なんで貯金が増えないんだろう」
自分は毎月貯めているのに、妻の口座には貯金がほとんどない。責めたくはないけれど、将来を考えると放っておけない。そんなモヤモヤは、共働きの家では珍しくありません。
ただ、「妻が貯金しない」と見えている問題の多くは、貯金の目的や目標が決まっていないことから起きています。
この記事では、共働きなのに妻が貯金しないと感じたときに、責めずに家計全体を見直す手順と、ふたりで貯まる仕組みのつくり方、そして伝え方をまとめました。

金融経済教育推進機構(J-FLEC)の「家計の金融行動に関する世論調査(2025年)」によると、30代の二人以上世帯で、貯蓄がない世帯は17.6%。100万円未満まで含めると、約3割にのぼります。
収入が2人分あっても、貯まらない家は一定数あります。理由はシンプルで、収入が増えると支出も増え、貯金の「担当」が誰にもいないからです。片方が貯めていても、もう片方が使い切っていれば、家全体では貯まりません。
※ 出典:金融経済教育推進機構「家計の金融行動に関する世論調査 2025年」(二人以上世帯調査)。調査の「金融資産」は、日常的な出し入れ用の預貯金を除いた額です。
よくある原因は、次の3つです。
別財布で家計簿もつけていないと、給料が入って、気づけば残っていない、という状態になりやすいものです。本人に浪費の自覚はなく、「何に使ったか分からないまま減っている」ケースがいちばん多い原因です。
「それぞれ貯めよう」と言いつつ、何のために、いつまでに、いくら貯めるかは決まっていない。目的や目標がなければ、貯める理由もないので、自然と使い切ってしまいます。
時短勤務やパート、育休明けなどで妻の収入が少ないと、生活費を分担した残りがほとんど残らず、貯めたくても貯める余裕がないケースです。とくに生活費を折半にしていると、収入の少ない側ほど手元に残りません。
この場合、「貯金しない」のではなく「貯金出来ない」状態です。

最初にやるのは、家計の全体像をふたりで見ることです。
毎月の収支を、1枚に書き出します。
「月◯万円貯めて」と金額から入ると、相手は責められた気持ちになります。まず、何のために、いつまでに、いくら貯めるかをふたりで決めてください。引越し、子どもの教育費、旅行。何でも構いません。
貯金の目的が決まったら、毎月の目標金額を決めてみましょう。
「余ったら貯める」では、貯金が苦手な人ほど貯まりません。それぞれの給料日に、決めた額を自動で共通の貯金口座へ移す仕組みにしてください。本人の意志に頼らないので、続きやすくなります。
貯金分を先に移したら、残りは各自が自由に使ってよいと決めてください。ここに口出しをすると、トラブルになりやすくなります。
「貯金してよ」と伝えると、相手は「私だけが悪いの?」と受け取ります。
伝えたいのは相手の貯金額ではなく、「ふたりの将来のために、家計を一緒に見たい」ということです。
※ お金の話をするときは、お互いが疲れているタイミングを避け、余裕のある休日などに話すと、落ち着いて聞いてもらいやすくなります。

仕組みを作っても、次のようなことが続くなら、貯金の問題ではなくお金の話し合いそのものが出来ていない段階かもしれません。
この場合は、金額を変えても解決しにくいものです。ふたりだけで抱え込まず、第三者への相談も視野に入れてください。
その気持ちは否定しなくて大丈夫です。ただ、「全部」ではなく「家計の貯金を引いた残り」を自由に、と線を引くことで、お互い安心して使えるようになります。
聞き方次第です。「いくら貯めてるの?」と単体で聞くと詰問になります。自分の数字を先に出したうえで、「家計の全体像を一緒に見たい」という文脈で聞くと、相手も答えやすくなります。
決まった額はありません。目安として、ふたりの手取り合計の1〜2割から始めて、目的に合わせて調整するのが現実的です。
『共働きなのに妻が貯金しない。責めずに家計を見直す手順と伝え方』
まずは、貯金の目的と目標をふたりで話し合ってみましょう。
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これからも心地よい関係を続けていくために、ぜひ、ふたりで取り組んでみてください。