ふたりの家計

「ふたりで貯金しよう」と決めたものの、毎月いくらずつ入れるのか、どこに貯めるのか。決めないまま数か月たっていませんか。
カップル・夫婦の貯金がうまくいかない主な原因は、金額ではなく『貯金をする目的やルール』が曖昧なことにあります。
先に目安をお伝えします。ひとり月1〜3万円から始めるふたりが多数派です。ただしこれは結果論で、大事なのは金額そのものより「何のために・いつまでに」を決めることです。理由は次の章で説明します。

まずは、”貯金をする目的”をふたりで考えてみましょう。
『何のために貯金をするのか?』
ここの目的が曖昧だと、貯金をするモチベーションも続きにくいのが現実です。
など、ふたりで一度話し合ってみましょう。
貯金の目的が決まれば、必要額と時期を逆算していきましょう。150万円を3年で貯めるなら、月4.2万円。ふたりで割れば1人2.1万円です。
この「逆算」をしておくと、毎月の金額に根拠が生まれ、貯金が上手く続きやすくなります。
話し合いをするときは、下記4つの項目を明確にしていきましょう。
| 項目 | 話し合う内容 | 例 |
|---|---|---|
| 目的 | 何のために貯めるか | 結婚式の費用 |
| 時期 | いつまでに必要か | 3年後 |
| 必要額 | いくら必要か | 150万円 |
| 分担方法 | どう分けるか | 収入比で7:3 |
目的から逆算した目標貯金額が、手取りに対して重すぎることもあります。その場合は目標期間を延ばすか、目標貯金額を下げるのが正解です。金額を無理に維持すると、続かずに崩れます。
目安として、ふたりの手取り合計の10〜20%から始める人が多いようです。まずは低めに設定して、余ったら追加で入れると、心理的にラクに続きます。
同額ずつにこだわる必要はありません。手取りに差があるなら、収入比で分けて貯金を行うのも一つの手です。
手取り20万円と30万円なら、割合は40%と60%。月5万円を貯めるなら、2万円と3万円です。
貯金の置き場所によって、『貯まりやすさ』や『揉めにくさ』が変わってきます。
代表的な3つの例を見てみましょう。
| 方法 | 特徴 | 気をつけたいこと |
|---|---|---|
| ① どちらかの口座 | 片方の名義の口座にまとめる | 別れたときに分けにくい。記録を残す必要がある |
| ② それぞれの口座で貯める | 各自が同額(または割合)を自分の口座に貯める | 相手の残高が見えず、貯まっているか確認しにくい |
| ③ 共同貯金用の口座やアプリ | ふたりで残高を確認出来る場所にまとめる | 入金日と金額をルール化しないと曖昧になる |
どれを選んでも、入金日を給料日の翌日に固定するのが最大のコツです。「余ったら貯めよう」だと、上手くいかないことが多いです。
同棲の開始時にまとまったお金が要るのは、多くの人が見落としがちなポイントです。内訳はおおよそ次のとおりです。
家賃8万円の部屋なら、初期費用だけで30〜50万円。ここに引っ越しと家具家電が乗ります。
全部を新品でそろえる必要はありません。どちらかが使っていたものを持ち寄れば、家具家電は大きく節約出来ます。「同棲までにいくら貯めるか」も、ふたりで決める項目のひとつです。

最初の1〜2か月は気合いで乗り切れても、大抵の場合3か月目以降に崩れます。長期的に継続出来るよう、無理のない範囲で“貯める金額”を設定しましょう。
片方だけが”貯金の目的”を理解している状態だと、もう片方にとっては「ただ使えないお金」になってしまいます。”貯金をする目的”は、必ず口に出して共有しましょう。
貯金残高を確認する機会がないと、貯めている実感が持てません。
定期的に進捗を確認してみましょう。モチベーションも保ちやすくなるはずです。
「毎月いくら、いつ、どこに貯金するか」。この3点をメモとして書き残しておけば、トラブル防止につながります。
書く場所は、ノートでもスマホのメモでも構いません。
貯金ルールは、ライフスタイルの変化に応じて、定期的に見直しましょう。
『カップル・夫婦の貯金、毎月いくらずつ?揉めない共同貯金のルール』
貯金は根性ではなく仕組みです。ふたりでしっかり話し合って、お互いが納得出来るルールを決めていきましょう。
FUTARI NO OKANE KAIGI
ふたりのお金会議

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カップル・夫婦の“お金のモヤモヤ”を整理するためのノートです。
これからも心地よい関係を続けていくために、ぜひ、ふたりで取り組んでみてください。